日本から近くてアクセス良好!親日として有名な「台湾」は韓国に並ぶ最もメジャーな海外旅行先といえるでしょう。
人気の高まりから「旅行で行ってみたい」と思っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、はじめての台湾旅行の際など台湾初心者向けのお役立ち情報を中心にご紹介していきます。具体的には
・台湾旅行の前準備
・台湾旅行の見どころとポイント
・日本との違いと注意すべき点
についてを解説。
事前に知っておけば台湾に行った際にトラブルに遭うこともありませんし、旅行をもっと楽しめるはず♪
ぜひ最後までご覧いただき、最高の台湾旅行にしてください!
台湾ドル(台湾元)はどこで手に入れる?台湾の両替事情について
台湾に到着したらまずしたいのが「両替」です。
「両替を現地でするのは面倒だから日本でしたい」そう思っている方もいるかもしれませんが、両替は台湾でした方がレートも良いので、現地で行うのが断然おすすめ!
台湾の両替事情について、まずはご紹介していきますね♪
台湾で流通しているお金とは?中国元は使えるのか?
台湾で使われているお金は「台湾元」や「台湾ドル」と呼ばれているもの。ちなみに中国本土で使用されている「人民元」とは別物の通貨です。そのため人民元は台湾では使えません。
レートは1元あたり3.6円前後となっています。心配な方は1元4円で計算して両替を行いましょう。
台湾元の硬貨は50元、20元、10元、5元、1元があり、紙幣は2000元、1000元、500元、100元、があります。
しかし、硬貨の20元と紙幣の2000元と200元はほとんど出回っていないので、あまり見かけません。
もし見かけたらかなりレアな通貨ですよ♪
両替するなら台湾で!日本より台湾で両替した方がお得
台湾はクレジットが使用できるところもありますが、夜市や九份などは現金利用が基本。
MRTの切符も現金で購入するので、ある程度現金を持っておいた方が便利です♪観光中は必ず両替して現金も用意しましょう!
日本で台湾元を両替できますが、レートも手数料も高いので勿体ないです。
台湾の空港(台北松山空港・桃園国際空港・高雄国際空港)の両替所で両替をした方が手数料も安く、レートが良い状態で両替できるのでかなりお得です!
空港の両替所は空港が稼働している限り空いています。
「到着が夜遅くて閉まっていた」なんて心配もないので、旅行の際は台湾現地両替所を利用してみてください。
現地の両替手数料は約30元で、日本円に換算すると120円ほどで両替が可能です。
台湾でクレジットカードは使える?台湾の支払い方法
台湾では都市部を中心にクレジットカードが利用できます。
使用可能なカードブランドは主にVISA・Master・JCB・American Expressです。
ただし、前述した通り夜市などの屋台や駅で購入する切符の支払いにカードは使えないので、現金をあらかじめ用意しておきましょう。
また日本で人気のペイペイや楽天ペイなどのQR決済は基本利用できません。
そのため必ず一枚はクレカを携帯するようにしてください。
台湾の水道水は飲める?飲まない方が良い?台湾の水道事情
台湾の水道水をそのまま飲むのはやめましょう。
台湾の水道管理局の環保署によれば、台湾の水道水は「飲料可能」と言われています。
しかし、実際のところ歯磨きの際のうがいや洗顔等には使用できても飲むことは避けたほうがよさそうです。
台湾は起伏の多い地形の特徴上、坂道が多い地域は水圧で水道水を送っています。
そのため水道管が劣化しやすく、水質も良くない場合が多いのです。
また、台湾の住宅街では、水道水を一度大きな貯水タンクに貯めた後、それぞれの部屋に送る仕組みになっている地域も。
貯水タンク自体が不衛生なことも多く、水質があまり良くありません。台湾で水を飲みたい時は、コンビニでミネラルウォーターを購入するのがおすすめです。
台湾の祝日はいつ?見どころは?台湾の祝祭日イベント事情
「旧正月」や「国慶節」が台湾の代表的な祝日に当たります。
この期間中はお祝いムード満載で、盛大なイベントが例年行われています。
台湾旅行を計画している方の中には、台湾の祝日機関に訪ねて、現地の空気感を楽しみたい方も多いはず。
ここでは大きなイベントを伴う台湾の祝日をご紹介していきます。
祝日に台湾のお店は営業しているのか?定休日なのか?
祝日は週末になるなら、お店は基本的に金曜日と月曜日が振替休日扱いになるようです。
休みがズレるだけで三連休なので、この期間中、観光場所はもちろん、レストランやデパートは通常より混みます。
移動手段である道路や鉄道も混雑するので、ちょっと時間にゆとりを持って観光しましょう。
個人店は祝日に休んだり、祝日前日の営業時間を延ばす場合が多いなど、通常の営業時間とは異なります。
また、店によっては祝日の期間中、料金が100元ほど加算されることも。
高級レストランは特にその傾向があるので、事前にチェックしておきましょう!
中華民国開国記念日:1月1日(元旦)
日本の新年とは違い、1月1日は台湾の開国記念日となります。
台北101のカウントダウン花火が有名で台北の一大イベントとなっています。
春節:1月から2月にかけての大型連休
2020年の春節は1月にありました。これは日本でいうお正月でこの期間中は飾り物や賑やかな音楽などがあらゆる場所で繰り広げられます。
花火が打ち上げられたり、爆竹が鳴ったりと台湾全体がかなりお祝いムードです。
2020年の春節当日は1月25日でしたが、その前後も同様に盛り上がります。
また、この期間中は銀行や郵便局なども休みとなっています。
移動する人がとにかく多いので、交通機関を利用する場合は余裕を持って行動するのがおすすめです。
元宵節:2020年2月8日
正月の望の日を祝う中華圏の風習。台湾で大人気のランタン・フェスティバルが行われる日です。
こちらの催しは台湾各地で行われるので、観光先にスポットがあれば、ぜひ訪ねてみてください!
ランタンを一気に空に放つ「平渓天燈祭」は特に有名なイベント♪とっても綺麗なので、タイミングが合えばぜひ直接見てみてください。
児童節・清明節:2020年4月2日~5日(連休4日)
台湾の子どもの日とお墓参りをする「清明節」が重なっていてこの期間は例年連休となります。
2020年も4日間の連休で、この期間は帰省する人が多いため、交通機関が混雑します。
この期間に観光をする人は、事前に移動スケジュールは余裕を持って組んでおくのがおすすめ。
混雑を避けたいなら、旅行の日程をズラすようにしましょう。
端午節:2020年6月25日
中国の詩人である屈源を偲ぶ日で、台湾各地の皮でドラゴンボートレースが行われる日です。
台湾人はこの日にちまきを食べる習慣があるので、お店ではこの日、朝からちまきを求める人の列ができます。
気になる方はぜひそちらもチェックしてみてください。
国慶節:2020年10月9日~11日(連休3日)
国慶節当日は10月10日ですが、連休は3日間となります。
国慶節当日は特に各地でお祝いのパレードが行われますが、特に台北の総統府前で行われるパレードが盛大です。
もし近くを観光しているなら見てみるのも良いでしょう♪
国慶節は交通機関が規制されるので、通常の移動手段でスケジュールを組むと当日戸惑うことも。
この期間中に観光するなら、移動手段は必ずチェックしておいた方が安心です。
トイレットペーパーは流せるのか!?台湾のトイレ事情
2017年まで、台湾はトイレットペーパーを水で流すことができませんでした。
トイレットペーパーの紙質が水溶性ではなかったことと、トイレの配水管が細くて詰まってしまうのが理由でした。
でも今はご安心を。そこから、2017年の3月からは水溶性のトイレットペーパーが普及し、流しても問題なくなりました。
現在は古いビルの中にはトイレの配水管が細く、トイレットペーパーを流せないところもありますが、街中のデパートやホテルのトイレはトイレットペーパーを流すことができるようになっています。
流せない場合はトイレに張り紙があることも多いので、そちらを確認してください。
日本とは真逆!台湾の道路事情
台湾は車線が日本とは異なり、右側通行です。初めて台湾に行く方は違いに驚くはず。
道路を渡る時は左、右を確認して渡るようにしましょう。
日本と比べると、台湾は一般車、バス、バイク、タクシーどれもスピードを出している場合が多いです。
道路を歩く際は事故につながらないように周囲を確認しつつ歩くようにしてください。
台湾のタクシーは高いのか?日本より断然安くて便利!
台湾観光を楽しむなら、移動時間はなるべく節約したいところ。
そんな方におすすめなのがタクシーです。
台湾の街中はタクシーがたくさん走っていますし、日本より断然安い金額で乗れますよ♪
タクシーの色は黄色で目立つので、すぐに見つけることができます。
台湾のタクシーの運賃
台湾のタクシーは、6時から23時の初乗りで70元(約280円)となっています。
23時から6時は深夜料金になり、通常価格から20元ほど上乗せされます。それでも合計90元(約360円)と日本より断然お得!
台湾では1.25㎞の走行以降は、250mごとか、時速5キロメートル以下で1分40秒間走行ごとに5元(約20円)が加算される仕組みです。
台湾タクシーを利用する際の注意点
日本語や英語が通じない場合もあるので、行き先を運転手に伝える時は写真を見せるか、住所が書かれたメモなどを見せて伝えましょう。
また、台湾のタクシーはシートベルト着用が義務付けられています。
守らないと罰金を払うことになるので、乗車の際は必ずするようにしてください。
タクシーは日中、または複数人で利用するのがおすすめ。
女性一人で夜に利用するのは危険なのでやめましょう。
過去にそれで女性が暴行された事件が起きています。
台湾は比較的治安が良い国ではありますが、それでも警戒心を持って行動するに越したことはありません。
また、しつこい客引きを行っているタクシーは多額な料金を請求してくる場合もあるので、乗らない方が賢明です。
台湾(台北・高雄)の地下鉄MRTの使い方
台北や高雄を観光するなら、地下鉄のMRTを利用すると便利です。
こちらも料金が安いので気軽に利用できますよ♪
ただし、注意点がいくつかあるので覚えた上で利用しましょう!
MRTは飲食禁止!飲食は罰金を取られるので注意
台湾のMRTでは地下鉄の車内はもちろん、駅のホームでも飲食が禁止されています。
ペットボトルの水も、ガムや飴もNGです。飲食をした場合、1500元(4500円)ほどの罰金が発生するので注意しましょう。
暑い日は辛いですが、つい水を飲まないように、ペットボトルはカバンの中に入れておくなどして移動するのがおすすめです。
優先席には基本座らない
台湾は日本以上に席を譲る習慣があります。
特にお年寄りには優先席ではなくても席を譲る傾向があるので、地下鉄に乗った際は周りを確認してから座るようにしましょう。
地下鉄の優先席は「博愛座」と書かれているところで、基本的にお年寄りや子ども、妊婦、体の不自由な方が座るスペースとなっています。
席が空いているからと座らないように注意です。
台湾のレシートは「宝くじ」になる!?レシートは捨てないのが基本
なんと、台湾のレシートは宝くじにもなっています。
これは元々脱税対策でお店の申告を確認するためにとられた方法。レシートには宝くじ用の番号が振られています。
宝くじの当選番号は、2ヶ月ごとに財政部税務入口網のホームページで公開されます。
当選していた場合、賞金との引き換えは台湾の郵便局でできます。引き換えに必要ものはレシートとパスポートのみ。
中国語が話せなくても対応してもらえますよ♪
レシートの裏に金額や名前、サイン、住所、電話番号を記入します。
ID番号を記載する欄もありますが、こちらは空欄でOKです。
また、レシートが不要な方はレシートを寄付することもできます。
日本のレシート感覚でゴミ箱にポイっと捨てるのはもったいありませんよ。
台湾のお酒事情は?クラフトビールが人気となっている
日本人の感覚なら夜市で「小吃」(シャオチー:屋台など食べる一品料理)ビールを飲みながら楽しみたいところですが、台湾では食事とビールのセットは一般的ではありません。
ただし、近年日本人観光客の増加もあり、気軽にビールが楽しめる店が増えています。
台湾はビール好きにも人気なスポット!さらにクラフトビールブームもありいろんなビールが楽しめるようになってきました。
美味しい地ビールが飲める場所でもあるので、お酒が好きな方はぜひ色々のみ比べてみてください♪
そんな台湾ですが、日本とは異なり飲酒は18歳からOKなのだそう。
2年早くお酒が飲めるなんて、ちょっと羨ましいですね。
台湾ではチップを払った方がいい?
台湾ではチップを払う習慣がないので、こちらは気にしなくても大丈夫です。
しかし、レストランによっては、10%のサービス料金が発生する可能性があるので、あらかじめ確認しておくと安心。
10%のサービス料がかかる場合は「服務費10%」といったような表記がメニューに書かれています。
参考にしてみてください。
台湾は免税に対応している?台湾で免税してもらうには
台湾でショッピングを楽しみたい人にとって免税できるかどうかはチェックしたいポイントですよね。
台湾の免税事情についても詳しくご紹介していきます!
台湾の免税は「タックスリファンド」で5%還元
日本ではTAX FREEといって会計の際にその場で免税されますが、台湾はタックスリファンドという税金を後で返す仕組みを採用しています。
この際、還元される税金は5%となっています。
免税の条件
台湾の免税対象店は、「TRS(Tax Refund Store)」と記載されているお店です。
そのお店で同日に2000元以上の買い物を行うと、タックスリファンドができます。
会計時に「統一發票」という領収書と還付明細申請書をもらえるので、無くさないようにとっておきましょう。
日本のコンセントは台湾で使えるのか?電圧&コンセントで注意すること
台湾で日本の電化製品を使用したい場合、問題なく使用できるものもあれば、できないものもあります。詳しく解説していきますね。
日本と台湾のコンセントの違い
プラグは日本も台湾も同じタイプで、平たい金属が2本ある形状(Aタイプ)となっています。
電圧やヘルツはほぼ同じなので、大体の電気製品は台湾で使用できます。
ですが、使用する際は、念のため電化製品や充電アダプタの裏に対応電圧が記載されているので、それを確認していきましょう。
対応電圧は100~240ボルト、50/60ヘルツと記載されているのが一般的で、100~240ボルト以内なら変圧器を使用しなくても問題なく使用できます。
中には「100V専用品」や「50Hz専用品」、「100V 50Hz」と記載されている電化製品もあります。
その場合は変圧器を使用して利用するのが良いでしょう。
台湾で日本語は通じるのか?中国語を話す必要はある?ない?
台湾は親日なので、日本のドラマやアニメも大人気♪学生の中には大学で学ぶ第二外国語として日本語を選択する人も多いようです。
そのため、観光客が多いスポットの飲食店などでは日本語が話せるスタッフも。
分からないことがあっても安心ですね♪
街中でも日本語が分かる人も多いので、不用意に失礼なことを言わないよう注意しましょう。
歩いていて誰かにぶつかってしまった時は「sorry」や中国語の「ドゥイプーチー」などと伝えておくと、トラブルにはなりません。
見どころや注意点を抑えれば、より思い出に残る台湾旅行に
台湾は近いのもあり、なにより親日で親切な人が多いので、初めて海外旅行をする方にも本当におすすめの海外です。
記事でご紹介した内容を抑えて観光すれば、より台湾旅行を楽しめます。
また、親日で日本人にも大変親切な台湾人の方々にも失礼のないように心がけるのも日本人の役目です。
マナーや注意点なども抑えながら、気になるスポットを巡ってみてください。