日本から約3時間半で行くことができる台湾は、観光地としても人気が高いですよね♪
夜市をはじめとした地元グルメや寺院などの観光スポットを巡れるので、年代問わず多くの方から親しまれています。
それ以外にも多くの日本企業が進出している台湾はビジネス目的での往来も活発です。ここでは
・東京と台北を結ぶビジネスクラスの詳細
・より快適でお得なビジネスクラスの路線
・ビジネスクラスの航空機の機種情報
などを徹底比較していきます。
特に大切な商談等がある場合は台湾往復のフライトを快適に過ごし、現地で本領を発揮したいところ。
今回はそんな台湾旅行をより快適に、そしてリッチに楽しむためにビジネスクラスに注目して解説。
台北の空港や台北着の路線、航空会社が採用している運航用の機材やシート、運賃など、気になる情報を一挙ご紹介していくので、ビジネスクラスに興味がある方はぜひ参考にどうぞ!
紹介する4社の航空会社の安全面とサービス面はどう評価されているかチェック!
「ビジネスクラス」と聞くと、海外出張のような仕事で使う人用というイメージもありますが、座席も広くリラックスできるので、個人旅行で利用する方も多くいます。
「せっかくの旅行、飛行機でもちょっと贅沢したい」という方ならぜひともビジネスクラスの選択を。
まずはじめに、ご紹介する4社それぞれの安全面とサービス面が一般的にどのように評価されているのかを表にして比較します。
安全面の評価はエバー航空がトップクラス!
エアラインレイティングス社格付け | JACDECの安全性ランキング | |
全日空(ANA) | ★★★★★★★ | 11位 |
エバー航空 | ★★★★★★★ | 6位 |
日本航空(JAL) | ★★★★★★★ | 10位 |
チャイナエアライン | ★★★★★★★ | 60位 |
4社の中でもエバー航空は安全面においてかなり高い評価をされています。
「より安全性が高い航空会社を使用したい」という方は、ぜひこの機会にエバー航空を利用してみてはいかがでしょう?
一方でチャイナエアラインの安全面はランキング60社中最下位と低い結果となっていますが、近年のフライトを見る限り安全面で他社と大きな差は見られませんので不安になることはありません。
※これは以前に重大事故を起こした経験からランキングされているためです。現在は安全性も格段に向上しており、重大事故は起きていません。
航空会社4社ともサービス面の評価は高評価!
2018エアライン
ランキング |
2018エイビーロード
調査 |
スカイトラックス社
格付け |
|
全日空(ANA) | 3位 | 1位 | ★★★★★ |
エバー航空 | 5位 | 6位 | ★★★★★ |
日本航空(JAL) | 13位 | 2位 | ★★★★★ |
チャイナエアライン | 35位 | 20位以下 | ★★★★ |
4社とも、サービス評価は高く、なかでも全日空と日本航空、エバー航空のサービスは世界で数社しか認定されていない5つ星となっています。
サービス面の評価が高い航空会社だと、約3時間のフライトをより快適に過ごすことができそうです。
サービス面も視野に入れてどのフライトにするか検討したいという方は、ぜひこちらの表も参考にしてみてください。
それでは各社ビジネスクラス詳細を見ていきましょう。
【全日空(ANA)】羽田空港⇔台北松山空港のビジネスクラスについて
まずは、全日空(ANA)の羽田空港と台北松山空港間の路線のビジネスクラスについて解説していきます。
全日空(ANA)が採用している運航機材は240席ある「B787-8型機」
全日空で採用しているのは、最新鋭の機材である「B787-8型」です。
これは、中長距離路線で主に使用されている機材で、ビジネスクラスは全42席あります。
エコノミークラスは2列、4列、2列となっていますが、ビジネスクラスは2列、2列、2列という形で、広々とした空間となっています。
ビジネスクラスのシートは、「B767-300型機」や「A330-300型機」と同じようなタイプですが、キャビン内の幅が最大で5.49mと他の飛行機と比べると広いのがこちらの機材の特徴。
幅が広い分、よりゆったりと過ごすことができますよ。
シートは前方にスライドするシェル型「ANA BUSINESS CRADLE」
「B787-8型機」のビジネスクラスに使用されているシートは「ANA BUSINESS CRADLE」というシートです。
このシートは背もたれを後方に傾斜できる、リクライニングシートとなっています。
同時にシェル式といって、リクライニング時にシートが前にスライドするので、後方のシートに座っている方に気を遣わずにリクライニングができます。
座席の前後間隔(シートピッチ)は約150㎝とのびのびできる広さ♪座席前に付いている個人用モニターは約30㎝となっています。
羽田空港の「ANAラウンジ」、松山空港の「Airlines Vip Lounge」が利用可能
全日空のビジネスクラスを利用すれば、羽田空港の「ANAラウンジ」、松山空港の「Airlines Vip Lounge」がそれぞれ利用できます。
「ANAラウンジ」はビジネスクラスをはじめ、ファーストクラスの乗客、ANAマイレージクラブ」の上級会員やスターアライアンスゴールドメンバーのみ利用できるので、ビジネスクラスで搭乗する際はぜひ利用してみてはいかがでしょうか?
羽田空港の「ANAラウンジ」はダイニングバーでの飲食やシャワールームなどが完備されています。
松山空港の「Airlines Vip Lounge」ではソフトドリンクや台湾ビールなどのお酒の他、小籠包なども食べられますよ♪
【エバー航空】羽田空港⇔台北松山空港のビジネスクラスについて
エバー航空は台湾の航空会社。1989年に設立して以降、大きな事故などもないことから安全面が高いことでも知られています。
また、細かいところまでサービスも行き届いているのも特徴。
ハローキティジェットをテレビなどで見たことがある方も多いと思いますが、そのジェット機を運航しているのがこちらのエバー航空です。
サンリオと提携し、台湾でも人気の高いハローキティの塗装とアメニティを取り入れています。
そんなエバー航空のビジネスクラスについて、詳しくご紹介していきます!
エバー航空が採用している運航機材は303席ある「A330-300型機」
「A330-300型機」はエバー航空の中型機で、中距離、短距離路線用の飛行機です。
エバー航空は「A330-300型機」の他にもビジネスクラスの飛行機「A330-200型機」や、「B747-400型機」があります。
これらのビジネスクラスをエバー航空では「プレミアムローレルクラス」と呼び、他の飛行機以上に快適な座席環境、サービスが提供されているんです。
プレミアムローレルクラスの座席の並びは2列、2列、2列と幅に余裕を持たせた形となっています。この配列の他に、2列、4列、2列のエコノミークラスが279席あります。
「A330-300型機」のシートはシェル型
こちらの座席も、リクライニングする時に前方にスライドするタイプの「シェル型」♪後方を気にせずリクライニングできます。
この飛行機のシートはリクライニングの角度が水平とまではいきませんが、台湾までの3時間ちょっとのフライトならそれほど気になりません。
シートピッチは約157cmと広く、前方の個人用モニターは約40㎝となっています。
「ANAラウンジ」や「Airlines Vip Lounge」を利用できる!
エバー航空のビジネスクラスを利用した際も、「ANAラウンジ」や「Airlines Vip Lounge」が利用できます。
エコノミークラスの搭乗では利用できないので、ぜひビジネスクラスに搭乗する前に利用してみてください!「ANAラウンジ」、「Airlines Vip Lounge」ともにシックな内装で落ち着いた空間となっています。
【日本航空(JAL)】羽田空港⇔台北松山空港のビジネスクラスについて
次に、日本航空(JAL)の台北航路のビジネスクラスについてご紹介していきます。
日本航空(JAL)が採用している運航機材は227席ある「B767-300ER型機」
「B767-300ER型機」は日本航空の中型機で、台湾をはじめ、オセアニアやバンクーバー。ホノルルなどの路線に使用されています。
羽田空港と台北松山空港の路線には、「JL096便」や「JL097便」、「JL098便」、「JL099便」があります。
B767-300ER型機は機内に2つの通路があり、幅は全日空(ANA)やエバー航空よりも少しだけですが、狭いのが残念なところ。
ビジネスクラスも2つの通路を挟み、2列、2列、2列と配置されています。
ビジネスクラスの席数は全30席で、他に2列、3列、2列となっているエコノミークラスが全197席あります。
「A330-300型機」のシートはシェル型
B767-300ER型機のビジネスクラスは「JALスカイリクライナーシート」となっています。B767-300ER型機の中には最新のフルフラットシートが備わっているものもありますが、羽田から松山は搭乗時間も3時間ほどと短めなので、シートの変更は特にされていないようです。
リクライニングの幅も小さめで、シートピッチも約119㎝と他のビジネスクラスのシートよりも少し狭くなっています。個人用モニターの大きさは約27㎝となっています。
羽田空港の「サクララウンジ」、松山空港の「Airlines Vip Lounge」が利用可能
日本航空のビジネスクラスを利用した方は、羽田空港の「サクララウンジ」や、松山空港の「Airlines Vip Lounge」を利用できます。
どちらもエコノミークラスでは利用できない特別なラウンジとなっていて、ドリンクやアルコール、おつまみなどをプライベートな空間で楽しむことができます。
搭乗前にゆっくり利用できるのも嬉しいポイントですね♪
【チャイナエアライン】羽田空港⇔台北松山空港のビジネスクラスについて
チャイナエアラインは、台湾の航空会社では「中華航空」と呼ばれており、中国語の機内アナウンスでも「ジョンファーハンコン」と聞こえてきます。
CAさんがチャイナドレスで接客してくれるのもチャイナエアラインの特徴です。
また、チャイナエアラインは運賃も安く、機内食も美味しいと日本でも人気が高い航空会社です。
そんなチャイナエアラインのビジネスクラスはどのようなものなのでしょうか?
詳しくご紹介していきます!
チャイナエアラインが採用している運航機材は313席ある「A330-300型機」
チャイナエアラインに採用されているのは中距離、長距離の飛行に適している「A330-300型機」です。
ビジネスクラスは、2列、2列、2列で全36席となっています。ちなみに、エコノミークラスは、2列、4列、2列の配置で全277席となっています。
シートは前方にスライドするシェル型を採用
チャイナエアライン「A330-300型機」のビジネスクラスのシートも、前方にスライドが可能なシェル型です。
リクライニングしても後ろの座席の人に迷惑をかけることがないので、安心ですよね♪
シートピッチは約160㎝とかなり広め!かなりゆったりできます。個人用モニターは約26㎝となっています。
羽田空港の「TIATラウンジ」や「TIATラウンジアネックス」、松山空港の「Airlines Vip Lounge」が利用可能
チャイナエアラインのビジネスクラスは、羽田空港の「TIATラウンジ」や「TIATラウンジアネックス」、松山空港の「Airlines Vip Lounge」が利用可能となっています。
羽田空港の「TIATラウンジ」は軽食やソフトドリンク、ワインや日本酒などのお酒類がサービスでいただけます。ラウンジ内は落ち着いた空間で席にコンセントなども付いているので、スマホやパソコンを使いたい時にも安心♪
雑誌や新聞なども充実しているので、軽く飲食をしながらゆっくり過ごすことができそうです。シャワールームも完備されているので、ぜひそちらも利用してみてください。
羽田空港⇔台北松山空港へは、ビジネスクラスを利用して空の旅ももっと快適に!
羽田空港⇔台北松山空港のフライトでビジネスクラスを利用する場合、よりサービスの評価が高い航空会社を選ぶなら、全日空やエバー航空、日本航空がおすすめです。
スカイトラックス社の評価ではチャイナエアラインが他の3社と比べると劣る結果となりましたが、サービス面は行き届いているので、それほど気にする必要はないかと思います。
運賃はチャイナエアラインが特にお得なので、「安く快適にビジネスクラスを利用したい」という方は、ぜひ利用してみてください。
また、ビジネスクラスを利用した際は、羽田空港と台北松山空港のラウンジを利用できるのも嬉しいメリット!
どのラウンジも快適に過ごすことができるので、ぜひ行きと帰りのフライト前に立ち寄ってみましょう!